[09/2005]−(Disc Review - 7)

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 [ Brant Bjork "Jalamanta" ]  [ Fear of Music "Fear of Music" ]  [ Grand Magus "Wolf's Return" ]  [ High and Mighty Color "G∞VER" ]  [ Killing Joke "Killing Joke" ]  [ Louis XIV "The Best Little Secrets Are Kept" ]  [ The Myriad "You Can't Trust a Ladder" ]  [ Naglfar "Pariah" ]  [ Nocturnal Rites "Grand Illusion" ]  [ Raintime "Tales from Sadness" ]  [ Scary Kids Scaring Kids "The City Sleeps in Flames" ]



Brant Bjork
"Jalamanta"

試聴先(レーベルサイト)
Release:05/13/1999 from:Man's Ruin

Note:元Kyussのドラマー、99年発表のソロアルバム。

[ SCSIDNIKUFESIN ]
Rating:-

何だこのレイドバックぶりは。プーンと弱く歪んだファズで静かに攻める、前代未聞のチルアウト型ストーナー/レトロック。ブルーズロックやラテン、ダブまで視野に収めながら、繰り返すビートで酔わせるのが基本スタンスで、もはやリフがお草くさいからいいねえなんていうせこい次元は飛び越え、さながらバッドトリップして誰もソロを取らないSANTANAかTHE ALLMAN BROTHERS BANDか、はたまたまっとうに上手くなってしまったがやっぱり性懲りの無いAMON DUUL IIや初期ASH RAの如しです。(……全文を読む)



Fear of Music
"Fear of Music"

試聴先
Release:04/07/2005 from:BAKEDGOODS

Note:マンチェスター出身、15歳〜19歳の4人組バンド、デビューEP。

[ Say Halo to rock'n roll ]
Rating:-

MUSEの叙情性と様式美を最低限残しつつ、ハードとポップの狭間を自由自在にシンクロしながら多種多彩なアレンジを駆使し、各曲のキャラを際立たせる事に見事成功している。ポップソングとしてはやや長尺ながら、それを全く感じさせない吸引力は一音一音の力強さにあると思う。次のヴィジョンが非常に楽しみ。 (……全文を読む)



Grand Magus
"Wolf's Return"

旧譜試聴先
Release:05/25/2005 from:Rise Above

Note:Spiritual BeggarsのJBが在籍する3ピースドゥームロックバンドの3rdアルバム。

[ 轟音茶房 ]
Rating:-

70年代風の素材を料理しているという点で、SPIRITUAL BEGGARSとの共通項も多いけど、こっちの方がシンプルな音作りで、JBの歌がより前面に押し出されている感じ。曲調はドゥーム色が濃厚。ただ、1曲目だけ聴いたら、「これ、SPIRITUAL BEGGARS??」ってくらい似てるケドね・・・ そういう意味では、SPIRITUAL BEGGARSが好きな人なら、絶対気に入ると思う。(……全文を読む)



High and Mighty Color
"G∞VER"

試聴先
Relase:09/14/2005 from:Sony

Note:男女ツインヴォーカル&ツインギター、沖縄出身6人組バンドの1stアルバム。

[ TMQ-WEB ]
Rating:-

マーキーという女性ボーカルを「大人の事情」で加入させることになって、迎え撃つ男性陣5人は試行錯誤を繰り返す。下手に作曲能力があったもんだから、いろんなタイプの曲を書いてみた。本来はラウド/ヘヴィロックをやりたかったバンドが、でも実はMR.BIGやEXTREMEみたいなポップはHRバンドも好きってことで、よりJ-POP的な味付けを加えて、更に試行錯誤を繰り返す。シングルの4枚は正にその変遷というか歴史であって、この「G∞VER」というアルバムでとうとう「ひとつの結論」に到達したのかな、という感じですかね。(……全文を読む)



Killing Joke
"Killing Joke"

旧譜試聴先
Release:08/05/2003 from:Zuma Recordings Ltd

Note:デイヴ・グロールをドラマーに迎えて製作された、7年ぶりの11thアルバム。

[ SCSIDNIKUFESIN ]
Rating:-

ここへきてドラマーにデイヴ・グロール(言わずもがなFOO FIGHTERS)という強力助っ人を呼び寄せ、どうなったかと思ったら半分くらいは90'Sインダストリアルメタルの域でした。本気で変質者みたいだった初期の異様なテンションは、デジ・ロックのカタルシスの着火に必死な豪腕パワーに取って代わられてしまってます。しかしその豪腕の主がデイヴ・グロールということで、出来自体は文句無くかっこよい。ロック!!(……全文を読む)



Louis XIV
"The Best Little Secrets Are Kept"

試聴先(いきなり音でます)
Release:03/22/2005 from:Pineapple/Atlantic

Note:2003年の4月に結成されたサンディエゴ出身の4人組バンド、1stフル。

[ new bitches are born(faraの日記) ]
Rating:-

まるで60年代にタイムスリップしたような、オールドスクールなロックンロールの応酬です。大胆な自信を感じる知的なふてぶてしさや、なんとも焦臭く渋い空気感、緩いグルーヴ感、さらにはアナログ的に滲んだ音質。何処かコンセプチュアルで確信犯的な味わい深さはインパクト大。(……全文を読む)



The Myriad
"You Can't Trust a Ladder"

試聴先
Release : 06/14/2005 from Floodgate

Note:コープランドのヴォーカルがプロデュースしたシアトルの新人

[ Everything's Ruined ]
Rating:-

かき鳴らされるギターと力強いリズム、そして悲壮感さえ漂うメロを歌う儚げなヴォーカル。1曲目を初めて聴いたときに真っ先に浮かぶのはMUSEだ。RADIOHEAD好きだったんすけど、MUSE聴いて衝撃受けましたよ!とか目を輝かせて言いそうな感じの音。初期RADIOHEADのアメリカ流みたいのがPALO ALTOの1stなら、初期MUSEをアメリカンロックでやってみましたよ、って感じなのがこのTHE MYRIADというか。ただ、中盤以降はMUSEというよりもしっとりとしたアメリカンロック的な雰囲気が強まっていき、こちらのほうが彼らの本分なのかな、という気も。(……全文を読む)



Naglfar
"Pariah"

公式サイト(曲目/試聴/PV)
Release:07/04/2005 from:Century Media

Note:スウェーデンのメロディックブラックメタルバンド、2年振りの4thアルバム。

[ ::Chaotic Earth:: ]
Rating:A/音質 9/総合

イントロの#1:「Proclamation」に続く激走曲#2:「A Swarm Of Plagues」でとりあえず一安心。Dissection風のギター・メロディも素敵です。音楽性は概ね前作の延長上の路線にあると言えそうですが、幾分邪悪さを増した印象を持ちます。
ファストな曲でも適度に緩急をつけたドラマティックな展開で聴き手を惹きつけますが、劇的展開とメロディの濃さでは前作に一歩譲る感じはします。

そうは言っても、ギター・リフ/メロディはまさにNaglfarのそれ。いかにもNaglfarといった感じのものばかりです。(……全文を読む)



Nocturnal Rites
"Grand Illusion"

PV・コンサートの動画
旧作の試聴先
Release : 09/19/2005 from Century Media

Note: "Afterlife" (2000) と "Shadowland" (2002) の剛健ぶりが新たなファンを開拓した、スウェーデンのベテランメロディックパワーメタラー、ノクターナルライツの、ヘヴィさの勘を取り戻した7作目。

[ Everything's Ruined ]
Rating:-

KAMELOT、EDGUYと並んで「凡百のお子様メロスピバンド」とは一線を画す力強さと存在感を持つ彼らのことは本当に大好きなんだけど、新作出ますよっつーニュースを聞いたときも「日本では未だに初期の方が人気があるようだしジョニー・リンドクヴィスト加入以降の鋼のような剛性と熱いメロディーが共存する”かっこいいヘヴィメタル”ではなく前作や初期のようなソフトな印象のアルバムだったらイヤだなあ」っつー不安があった。
しかし、そんな俺の不安をわかってくれたのか、この新作ではAFTERLIFE、SHADOWLANDで聴けたヘナチョコ感皆無のストロングな音がしっかりと戻ってきていて一安心。まあ相変わらずどこかこじんまりとした印象の音像(ドラムサウンドのせい?)だったりギターソロの音色は妙にキーボードっぽいペローンとした音で好きになれなかったりはすんだけど、前作よりははるかにカッコイイ音で重さがあると同時に躍動感もある。ぶっちゃけ楽曲の出来は名盤SHADOWLANDほどではなく前作と同じぐらいだと思うんだけどもこの剛性が戻ってきただけで印象がグンとよくなる。(……全文を読む)



Raintime
"Tales from Sadness"

試聴先
Release : 2005 from Intromental

Note:同名プロモ盤がマニア間で話題になったイタリアのプログレメタラーズ、Intromentalよりの正式デビュー作。

Reviewer:
Rating:4.1/10

デス声まで突っ込んだりして随分と趣向凝らしたヴォーカルパート、ダークでクサいメロの数々を派手に炸裂させるキーボードとギター、密度濃い展開、そしてサウンドにマッチした暗い様式美的世界観、といったソノ手のを好きなわたくしみたいなのが飛びつく美味しい要素を標準装備。ただ、出音はショボいし全体の流れはぎこちないし前半のバタバタ疾走曲はあざといしで、まだまだお試しな内容だと思います。後半の "Chains of Sadness" とか、スローでムーディーでミステリアスな雰囲気を醸し出すのが巧いバンドなので、今後はその方面へ向かってくれたら個性出るかも。



Scary Kids Scaring Kids
"The City Sleeps in Flames"

公式サイト(曲目/試聴/いきなり音出ます)
Release:06/28/2005 from:Immortal

Note:アリゾナ州ギルバート出身のkey入りスクリーモバンドの1stフル。

[ Seralog ]
Rating:-

とりあえず内容は期待通り。
絶叫あり、メロディ部ありと、
基本的なスクリーモスタイル。
なので、おそらくこの手の音が好きな人には、
問題なく受け入れられる内容のはず。
が、正直、妙な違和感も。
というのも、このバンドとして理解出来る、
個性というものがほとんど感じられない。
(……全文を読む)


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