[07/2005]−(Disc Review - 1)

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 [ Agents of Man "Count Your Blessings" ]  [ Angel "A Woman's Diary Pt.1" ]  [ Audioslave "Out of Exile" ]  [ Beneath the Massacre "Evidence of Inequity" ]  [ Confessor "Sour Times" ]  [ Copeland "In Motion" ]  [ Glass Hammer "The Inconsolable Secret" ]  [ Gorod "Neurotripsicks" ]  [ Gospel "The Moon Is a Dead World" ]  [ InMe "White Butterfly" ]  [ Kaipa "Mind Revolutions" ]  [ The Mars Volta "Frances the Mute" ]  [ Mind Eclipse "Utopia - Formula of God" ]  [ Mindsnare "From Blood to Dust" ]  [ Nightvision "Nightvision" ]  [ Pantheist "Amartia" ]  [ P.H.O.B.O.S. "Tectonics" ]  [ Qoph "Pyrola" ]  [ Strapping Young Lad "Alien" ]  [ XsavioR "Caleidoscope" ]  



Agents of Man
"Count Your Blessings..."

曲目/試聴先
Release : 06/14/2005 from Century Media

Note:ニュージャージーのメタルコアバンド、話題のデビュー作。

[Aversionline.com]
Rating:10/10
[ファッキン、ライトでパッションな劇訳:かつ]

そりゃあずんぐりしたパワーコードや、ありがちなギャングコーラスもあるさ。でもよ、こいつらは、その辺のチンピラとは、違うんだ! エネルギーもあって、パッションもあって、でもってすんげーfucking catchyなんだ! Wow, Amazing songwriting! ああ、もうダメだ、こいつら、Knock me Outだ……。エクセレントワーク、ジェントルメン! 健闘を祈るぜ!!(……原文を読む)



Angel
"A Woman's Diary Pt.1"

試聴先/曲目
Release : May 2005 from Black Lotus

Note:元Trail of TearsのHelena Iren Michaelsenによるプロジェクトの、デビューフル。

[Castle of Pagan]
Rating:78/100

とりあえず、ジャケの小悪魔カチューシャと極細 Bitch 眉で萌え倒すだろ、普通。(……全文を読む)



Audioslave
"Out of Exile"

曲目/試聴先
Release : 05/24/2005 from Interscope

Note:元サウンドガーデンとレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンのメンバーによるロックバンド、2作目。

[モウビィ・ディック日和]
Rating:-

SOADの様な、まさに旭日の勢いのもんのすごいダイレクトな衝撃ではなくって、本当に粒のそろった、大人がやる「かっこいいロック」の最高に決まってるかっこよさ。クリスとトムばかりに目が行きそうになるけれども、むしろこのアルバムを前作よりもバンドっぽくしているのは、リズム隊の仕事のすばらしさに拠るんじゃないかとそう思う。これだけ上手い人たちが集まっていて、このアルバムの出来ならば、絶対にライブが凄いと思わせる、そんな充実ぶり。(……全文を読む)



Beneath the Massacre
"Evidence of Inequity"

試聴先
Release : May 2005 from Galy Records

Note:カナダはモントリオールの新人による、5曲EP。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:8.3/10

ここ何年かのピロピロテクニカルデス系の中では、こりゃ文句なしの一発じゃないでしょうか。無茶苦茶な疾走感を完全にコントロールしきった冗談みたいな演奏力、デスメタルとしてのヤバさとエグさ、現代の矛盾に鋭くメスを入れた歌詞(ヴォーカルがSuffocationをさらに非人間的にしたみたいでぜんぜん聴き取れんけど)、それでいてキャッチーさと閃きを感じさせるギターフレーズ、そして、それらの要素が隙無くガッチリ絡み合った整合感。本編ラストの "Nevermore" のクライマックスとか、聴いてて呆気に取られる凄まじいパートが幾つもあって、5曲17分とは思えない超高密度。自然と共存しようなどと甘い考えの微塵も無いこの情け容赦無さ、天国のジャック・カルチェも地獄へ逃げ出したくなる鬼神ぶりです。さすがのCryptopsyもこんなん聴いたらデモ曲全部作り直したくなるんじゃないでしょうか。



Confessor
"Sour Times"

試聴先
Release : June 2005 from Season of Mist

Note:アルバム一枚で消滅した伝説の米産プログレドゥームロック、コンフェッサーの、復活EP。

[Blabbermouth]
Auther:Keith Bergman
Rating:8.5/10
[超訳:かつ]

15年前のデビュー当時、時代錯誤のドゥームサウンドとイカれたプログレ風味、ハイトーンの拷問ヴォーカルが混ざったこのバンドの音は、大半のアングラメタルファンを困惑させた。そして今回の復活EPでも、その姿勢はなんら変わるところがない。2つの新曲のうち "Hibernation" は'80年代のTrouble的だが、Scott Jeffreysの地べた這いずり回り変態ハイトーンヴォーカルと不条理リフ・リズムの連発が冴える "Sour Times" は、まさにこのバンドならでは。多少現代化されているところもあって、当時のバンドが好きでたまらないファンはその点に涙でシャツを濡らすであろうが、大半の我々にとっては、依然として、奇怪で、刺激的な音楽である。(……全文を読む)



Copeland
"In Motion"

曲目/試聴先
Release : 03/22/2005 from Militia

Note:アトランタのインディ・ロック・バンド、コープランドの2作目。

[不時着カロン舟、漂着所]
Rating:-

「神秘的」とか「美しすぎる」っつー形容は結局、非人間的って言い回しをべつの言い方に置き換えてるだけだろ。人間味を振り落とす/振り切ることでしか到達出来ない種類の美しさ/神々しさってのはたしかにあるし、これもそう。一見温もりに包まれてるようで、その実、体温がつかみとれねえ。優美なコーラスが後ろから前から。繊細なギターが右から左から。雪のように降り積もるメロディはまるで山河。美しい美しい美しい美しすぎる。あと数歩向こうに行ったら非人間的になる。そんなバランス。(……全文を読む)



Glass Hammer
"The Inconsolable Secret"

試聴先
曲目
Release : 07/12/2005 from Arion Records

Note:テネシーの正統派プログレッシブロックバンド、2枚組で計100分の9作目。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:7.2/10

Disc 1は前作同様、楽器の古い鳴りに説得力のある陽性プログレで、多少激しいインタープレイがありつつも和やかなムードで聴き進めていたが、オーケストラやチャーチオルガン、聖歌隊などを用いてジャケのイメージを拡大させる壮大なプログレサウンドを徹底させたDisc 2の充実ぶりは、強烈。どこか薄暗くも儚く美しい叙情性と、全体の緩急と雰囲気をコントロールしきった演奏が、共に素晴らしく、ロジャー・ディーン担当が示すような深遠な夜の海へと聴き手を心地良く誘わせる、絶品のファンタジーワールドを描いている。暑苦しい夏の夜を忘れさせてくれる好作だ。



Gorod
"Neurotripsicks"

試聴先/曲目
Release : June 2005 from Willowtrip

Note:仏蘭西のテクニカルデスメタルバンドの1st。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:4.4/10

仏蘭西のGorgasmが改名しての1st。とにかく手数の多いテクニカルデスメタルバンドで、ドタバタリズム隊、ディープなデス声、要所要所で速弾き炸裂させるギターによる、忙しすぎるアンサンブルは、後期Gorgutsの正統的な継承者のよう。歌ってる内容も、いい感じでゲロ吐き拷問だの猟奇入ってます。ただ、楽曲そのものは、手数の凄さと比べて単調で、前半で得た緊張感が途中で途切れると後半まで持ちません。やってることに冒険心が感じられないのも、残念。Theory in Practiceの初期の頃みたいだ。



Gospel
"The Moon Is a Dead World"

曲目
Release : 05/24/2005 from Level Plane

Note:ブルックリンの4人組、ConvergeのKurt Ballouのスタジオでレコーディングされた1st。

[Everything's Ruined]
Rating:9/10

キーボードの音色やロマンチシズムはKING CRIMSONやその辺の70年代プログレな雰囲気で、そこにISIS、MOGWAI的な音響アプローチ、THE MARS VOLTAばりのリズムの激しさ、そしてCONVERGEのような錆びたカッターで切られていくような肉体の痛みを伴う焦燥感と鬱蒼とした文学性(何それ)という真似しようとしても難しいところをぶち込みあっさりと、というと語弊があるが少なくとも衝動性も存分に感じさせるだけの説得力でたたき出してしまっている。これがデビューアルバムってすげーな。音楽のタイプについて記述しようとすると昨今の激烈音楽のおいしいとこ、みたいな説明になってしまうかもしれないが全然アタマでっかちになってないし、ドラムを中心としてガツンガツンと攻めてくるところ、ギターとキーボードが限りなく大きな世界を紡いでいくような静のパートなど音圧だけの問題ではない圧迫感と単なるフレーズの組み立てだけでは成立しえない美しさがあって、とにかく聴いていて圧倒される。今年度上半期ベスト候補ってぐらい気に入りました。(全文を読む)



InMe
"White Butterfly"

曲目/試聴先
Release : 06/20/2005 from V2

Note:イギリスのオルタナティブロックバンド、2作目。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:7.9/10

前作同様、ルナシーからリューイチ追い出してカマ掘られたピーター・スティール入れたみたいな曲があるかと思えば、俗っぽくナヨナヨストレートに直撃地獄拳なのもあったり、大仰なスクリーモも飛び出したり、それでいて腐女史萌え萌え確実なlovelessかつ春を抱いた阿部さん世界観出しまくりの、なんともいえない音を出してる。ときおり思い出したようにメタルになったりして、他のイギリス勢とはやっぱどっか確実に違う印象。ネタの引出しは前作以上で、あたくしこれすっかり気に入っちゃいまして、何か違ウホッ世界に目覚めそうでやらないか。正にin meすごく…はいりました…。そのキレイなツンデレをフッ飛ばしてやる!!



Kaipa
"Mind Revolutions"

試聴先
曲目
Release : 6/7/2005 from Inside Out

Note:スウェーデンのシンフォニックロックバンド、復活カイパの3作目。

[ときのながれのなかで]
Rating:シンフォニック度・・8/10 北欧度・・8/10 しっとりゆるやか度・・9/10 総合・・8/10

ロイネ・ストルトとハンス・ルンディンによるKAIPA復活は間違いなくFLOWER KINGSの成功や、INSIDE OUTレーベルというプログレとメタルの架け橋的な配給があってのものだったと思う。こうして届けられた3作目も、全79分、シンフォニックサウンドが目一杯詰まっている。初期のフラキンにあった陽性のメロディと聴きやすさを発揮しつつも、決して古くさくならない現代風のポップセンスも取り込んでいるのもポイント。前作に引き続き(というかもはや正規メンバー?)、RITUALの男Voと女性Voのダブルボーカルはいっそう曲に馴染んでいて、しっとりとしたパートでの柔らかみがじつに心地よい。ゆるやかな盛り上がりと爽やかさは北欧プログレ特有の質感で、そこに乗るハンスの懐かしい音色のするキーボード、そして鳴きまくるロイネのギターを久しぶりにたっぷりと堪能出来る。最近のフラキンより上かも…とすら思える、会心のシンフォニックロック作品。



The Mars Volta
"Frances the Mute"

曲目/試聴先
Release : 03/01/2005 from Universal

Note:元アット・ザ・ドライヴ・インのメンバーによる、サイケデリックロックバンドの2作目。

[鮪寺]
Rating:-

複雑なフレーズやリズムパターンが交錯する圧倒的にオリジナルなサウンドは、各メンバーが順番もバラバラに録音したトラックをオマーが後からほとんど1人で編集したものだと言う。確かに、こんな構成の曲を全員せーので録音することは困難の極みだろう(ライヴではどうなるのだろうか)。とは言え、ここで聞かれるメンバー各々のプレイヤビリティは壮絶の一語である。特に前作同様、ドラムのジョン・セオドアのプレイは背筋が凍るほどの戦慄。(……全文を読む)



Mind Eclipse
"Utopia - Formula of God"

試聴先/曲目
Release : 7/14/2005 from CD Maximum

Note:ロシアのブラックメタルバンド、3作目。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:6.4/10

このバンドは初めて耳にするが、Vaderがインダストリアルに目覚めたみたいな音で、かなり面白い。低いうめきと血反吐絶叫の緩急を使い分けたデス声に加えて、リフ展開と演奏が切れ味鋭く、重量感も硬質感もある(速かろうが遅かろうがカッコいい)。自称ブラックメタルバンドらしいが、ときおり'80s後半スラッシュみたいな曲の流れも聴かせたりなど、聴き手を油断させない技の冴えも素晴らしい。こんな良いバンドがいたとは。



Mindsnare
"From Blood to Dust"

試聴先/曲目
Release : 02/21/2005

Note:イタリアのブルータルデス、4作目。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:5.7/10

ボーナストラックで'99年の1st "Hegemony" が全曲ついてます。さらにライブテイクもついてて、全17曲1時間近い大サービスぶり。音が悪い意味でやや荒々しい(楽器の鳴りが妙に軽いのにガシャガシャいってる)ものの、緩急のツボを押さえた演奏と曲作りが気持ち良く、ヴォーカルの破壊力もあって、極道一派らしい迫力と押しの強さは十分すぎるほど。へヴィなとこから一転して全力疾走へ雪崩れ込むパートのカッコ良さはかなりのもので、往年のスラッシュメタルを感じさせるキレもあるしで、Dew-Scentedもこれぐらいのパワーでやってほしかったなーと。オールドスタイルであることの説得力が凝縮された一発だ。



Nightvision
"Nightvision"

曲目/試聴先
Release : 07/18/2005 from MTM

Note:スウェーデンのメロディックハードロックバンド、MTMよりのデビュー作。

[MELODIC FRONTIER]
Rating:8/10

メロディック・パワーメタルの疾走感とパワーとメロディアスハードの耳当りの良い叙情性の間を取ったエキサイトメントとポピュラリティを兼ね備えた叙情的なメタルサウンドをプレイしている。(良く言えば) Ray Gillen (BADLANDS) を彷彿させる伸びやかなハイトーンを聴かせるヴォーカリストという強力な武器を持っているのもバンドとしての強みだろう。どの曲もヴォーカルメロディの印象がやや薄く、曲の判別がつき難いという課題はあるものの、デビュー作とは思えない安定感を持った完成度の高い作品に仕上がっている。レーベルがレーベルだけにメロパワファンには見落としがちになりそうではあるが、近年活況を呈する欧州メタルシーンでも十分勝負できる良質の新人がまた一つ誕生したと言って良いだろう。



Pantheist
"Amartia"

曲目
Release : 04/11/2005 from Firebox

Note:イギリスのドゥームメタルバンド、2作目。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:6.6/10

バンド名の意味は多神教または自然崇拝。AtaraxieやMonolith、Evokenなど、ここ何ヶ月かで聴いたすんごいドゥームアルバムの中に、確実に入る一枚。イントロから壮大なチャントが響き、心臓に悪い曲展開と部屋の空気が一変しかねない葬送曲的コード進行に導かれ、全10曲で75分の地獄世界へと聴き手を誘ってくれます。ヴォーカルの破壊力も凄まじく、たとえばBabylon Sadの名(冥?)曲 "Unknown Tribe" のあのヤバい雰囲気が延々続くと思って頂ければ完璧でしょう。チャーチオルガンを用いた "First Prayer" は邪神への生贄的絶景です。そんな中で飛び出すギターフレーズの叙情性は初期Cathedralのようだし、ラスト2曲に顕著なよう楽曲もスローながら意外なほどのドラマティックさを醸し出してくる。英国のバンドらしい深く湿った聴き応えのある好作。



P.H.O.B.O.S.
"Tectonics"

試聴先
Release : 06/06/2005 from Candlelight

1. Nietzschean Dynamics 2. Gregarious 3. Wisdom 4. Monochrome Red 5. Engulfed In Subduction 6. Nihil Credo 7. Inseminator / Matrix 8. Dormant / Dead End

Note:仏蘭西のインダストリアルドローンユニット、Candlelightよりの正規デビュー作。

Auther:かつ(書き下ろし)
Rating:1/10

いやあこりゃすんごいです。若干コード進行の増えたSUNN O)))がインダストリアルデスに目覚めたような、相当にキレた音。曲も当然、平均8分の大作揃い。絶対真っ直ぐにコード伸ばさないギターが、不安をさらに煽る。タイトルよろしく地殻変動で世界まるごと沈めそうな勢いの、本物です。こんなフォボスじゃVoivodも真っ青だろうなあ。ただでさえ聴く人を限定するドローンミュージックをインダストリアル方面に広げるという、そんなとこ開拓しても住む人がいないんじゃないかって気がするが、Meshuggahの問題作 "None" をさらにマイナス方向へ深化させたようなこの極北ぶりは、ニッチなインパクト抜群。アルバム最後のノイズがちょっとファミコン風。世の中いろいろあります。



Qoph
"Pyrola"

曲目/試聴先
Release : 03/05/2005 from DIW

Note:アネクドーテンの弟的存在、スウェーデンのクォフ、6年ぶりの2作目。

[脳味噌サラダ外科手術]
Rating:-

北欧ならではの冷たいサイケデリアと暗鬱と朴訥さを下地に持ち、楽曲のあちらこちらに暗黒プログレのモチーフをちりばめながらも、音楽性は全くもって雑多で呆れるほどにごった煮。おまけに一曲の中でも異なるモチーフが複数現れたりするが、ふらふらと頼りなく浮遊する歌い方とソウルフルなシャウトを使い分けるヴォーカルと、古臭いが味のあるギターの音色がアルバムに統一感を持たせている。(……全文を読む)



Strapping Young Lad
"Alien"

曲目/試聴先
Release : 03/22/2005 from Century Media

Note:デヴィン・タウンゼントの高密度ノイズユニット、4作目。

[cota:marine 475]
Rating:84/100

イントロ的な“imperial”ではいつものs.y.l.で、続く“skesis”でもジーン・ホグラン(dr)のバスドラは猛獣のごとく猛り狂っているのだが、なんというか、駆けない。正確には疾走パートもあるのだが、重視されているのは突進力ではなく、広がりのある音世界や浮遊感。程度の差はあれど、今までやってきた色んな形態の音が絶妙なカタチでブレンドされていることがわかる。(……全文を読む)



XsavioR
"Caleidoscope"

試聴先
Release : 5/28/2005 from Atenzia

1. April Skies 2. Lex the Fly 3. Mr. Chairman 4. Take Me Home 5. In Memorial of... (Taj Mahal, Part I) 6. By the Golden River (Taj Mahal, Part II) 7. Waves of the Sea (Taj Mahal, Part III) 8. Green Mile 9. Cosmic Virus 10. Material World 11. A Snake in Paradise 12. Xsavior

Goran Edman (vocal) Benny Jansson (guitar) Mathias Garnas(bass) Matt Norberg (key) Daniel Flores(drums)

Produced by Xsavior  Mixed by Daniel Flores  Mastered by Mats Lindfors

Note:イングヴェイとの共演でおなじみのヨラン・エドマンによる新バンド。

[MELODIC FRONTIER]
Rating:9.3/10

Goran Edman (Vocal), Benny Jansson(Guitar) を中心としたニューバンドのデビューアルバム。幾層にも重ねられたファンタジックかつポップなメロディがテクニカルに目まぐるしく展開するプログレッシヴな音楽性は同郷の ACT に通じるものがある。曲の構造は複雑ながらもメロディ・リズムともに耳に残るキャッチーなフックを盛り込み、聴かせどころの焦点をぼやかさずに分かり易く起承転結を構築することで難解な印象を与えることなくリスナーをその音世界にグイグイ引きこんで行く。 いかにも北欧な透明感を纏って優雅に流れる美麗かつファンタジックなメロディを一人何役も演じるかのように多彩な唱法と丁寧に折り重ねた重厚なコーラスハーモニーで聴かせる Goran Edman の歌声は彼のキャリアにおけるベストワークと言ってよいほどに素晴らしく、ここぞという場面で変拍子によるブレイクや高速ユニゾンでスリルとドラマを描くインスト陣のテクニカルプレイも聴き応え満点。デビューアルバムにして恐ろしいまでのクオリティの高さを誇るファンタジックポッププログレハードの名盤だと断言したい。


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