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(Cross Reviews)
(Solo/Duo Reviews)


[ ※他サイト記事の引用リンクに関して ]

 [ Acidman "Life" ]  [ The Birthday Massacre "Looking Glass EP" ]  [ diskJokke "Staying In" ]  [ The Draytones "Up in My Head" ]  [ Electric President "Sleep Well" ]  [ Equilibrium "Sagas" ]  [ Esqarial "Burned Ground Strategy" ]  [ Exxasens "Polaris" ]  [ Lil Wayne "Tha Carter III" ]  [ Lullatone "The Bedtime Beat" ]  [ Merciless "Unbound" ]  [ Mike Patton "A Perfect Place" ]  [ Moonsorrow "Tulimyrsky EP" ]  [ Neuraxis "The Thin Line Between" ]  [ Osborne "Osborne" ]  [ Overland "Break Away" ]  [ Silent Call "Creations from a Chosen Path" ]  [ Stars Like Fleas "The Ken Burns Effect" ]  [ A Storm of Light "And We Wept the Black Ocean Within" ]  [ Talisma "Quelque Part" ]  [ Walter Becker "Circus Money" ]  [ Wedard "Ein Leben in der Ewigkeit" ]  [ Zulal "Notes to a Crane" ]  [ 今沢カゲロウ "Bassist,Electric" ]  [ 菅野よう子 "CMようこ" ]




Acidman
"Life"


04.16.2008 / EMI

Note:“日本の3ピースロックバンド、6枚目。” [ 杜塚秋人の静かな生活 〜 Stasis Blue,Kismet White ]

[ 新しい世界へ・・・ ]
Rating:n/a

11. UNFOLD
3部作シングルの第2弾で、静かなギターのサウンドが秋から冬へと向かう時期をうまくイメージしているなと思います。
12. TO THE WORLD’S END
何か問いかけてくるような歌詞が印象的でした。サビはギターサウンドに乗せて、「Take me〜end tonight」と叫ぶような感じで歌っています。
13. LIFE(the ending)
ラストナンバーのインストです。ドラムがゆっくりとリズムを刻も、途中でギターの音が盛り上がります。少し悲しげな感じもします。「命」の終わりをイメージしているのでしょうか?
まとめ
歌詞がいつもよりメッセージ性の強いものが多かったです。生命の力強さをバンドサウンドで表現しているような作品でした。
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[ 杜塚秋人の静かな生活 〜 Stasis Blue,Kismet White ]
Rating:8/10

……イントロ→激し目の曲→四つ打ちっぽい曲→アコースティックな曲→間奏曲のインスト→ジャジーな曲、再び激し目の曲を織り交ぜつつ、最後は壮大なスケールの曲、とアルバムの大まかな流れが前作「Green Chord」とかなり似通っている。その上、曲調・メロディともに個性は既に確立されているだけに新味も薄い……と来れば印象が良いアルバムにはならないはずだが、聴いていて心が掴まれる瞬間はここ2〜3枚の中で最も多かった。攻撃的な場面で全パートが一体となって飛ばしてくる分厚く鋭い音の波状攻撃と、メロディを聴かせる場面での落ち着いた余裕、と言う静と動の対比が今まで以上に鮮やかでだからかなあ、と思う。(……全文を読む)




The Birthday Massacre
"Looking Glass EP"


Wiki
05.06.2008 / Metropolis

Note:Chibi という名の女性ボーカリストを抱えるトロント出身のゴスロック6人組による、リミックス等を多めに収録した EP (通算4作目)

[ Tak’s Weblog ]
Rating:n/a

以前から好きなバンドではあるのですが、メタルといいつつもかなりエレクトリック色の強いサウンドでした。このアルバムは、エレクトリック色は残したままギターサウンドがだいぶ前面に出るようになってきて、いい感じです。エヴァネッセンスよりも気に入ったかも。(……全文を読む)




diskJokke
"Staying In"


Wiki
03.11.2008 / Smalltown Supersound

Note:ノルウェーの DJ 、ヨアキム・ディアドール率いるコズミック/ディスコハウスユニット、ディスクジョッキーのデビュー作

[ CD屋をつくりなはれ☆ ]
Rating:n/a

「宇宙ディスコ」というカテゴライズ(らしい)でオルター・イーゴさんとかローラン・ガルニエさんとかリンドシュトロームさんとかそのテのDJ&アーティスト界隈でちょう話題、らしいのですが、僕は下の音とかのダンスミュージック的なパーツ以上にメロウメロメロな上モンが魅力や思います。ちょっとノスタルジーというか古くさいめな感触の音で。バキバキに踊る用、って感じがしないんですよね。いかにも寒い国の人って感じです。寒いから外は出まへん、みたいな。やけどブレイクビーツやエレクトロニカじゃなくて、ハウス。その辺の(ある意味)中途ハンパな具合がたまらんです。オルター・イーゴですかね、近いのは。(……全文を読む)

[ はらいそまで何マイル? ]
Rating:n/a

……ポストLindstormとか。fromノルウエー。なのにラテンな匂いがするのは何故でしょう。(……全文を読む)




The Draytones
"Up in My Head"


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05.05.2008 / 1965

Note:“The Viewなどをした1965Recordsからの新人。” [ 音楽道コーチ屋稼業 ]

[ 音楽道コーチ屋稼業 ]
Rating:n/a

60年代テイストなサイケ、マージーなサウンドがイカス。

オープニングの[1]Turn It Downからギターの音とVoの声質
で一気にレトロな雰囲気へ突入。
エコーのかけかたがレトロでいいねぇ。
(……全文を読む)




Electric President
"Sleep Well"


Wiki
06.24.2008 / Morr Music

Note:フロリダ出身のエレクトロデュオによる2作目

[ half dim ]
Rating:n/a

……ラウドなドラムやギターが炸裂しても決して粗暴にならない繊細さとローファイ感。ローファイでありながら北欧モノに通ずる壮大さをも演出する心憎いアレンジ。心と瞳はキラキラだけどシンセはキラキラさせません。デスキャブやMagnetを髣髴とさせる極上のメロディーと、技術ではなく心で歌うボーカルがとにかく沁みる。(……全文を読む)




Equilibrium
"Sagas"


Wiki
Encyclopaedia Metallum
06.27.2008 / Nuclear Blast

Note:ミュンヘン出身の若手ジャーマン・バイキング・メタルユニット、イクイリブリウムの2作目

Reviewer:
Rating:9.6/10

 最近のこの手のバンドにしては珍しく3年もの月日をかけての2作目ですが、これは予想を遥かに上回るブットビぶりだった。なんと13曲で80分近い超大作。こういう超大作は大抵の場合、纏めきれずグダグダになるか、無難に纏めて BGM になるか(ノストラ駄目スがその典型)、ぐらいしかないとこを、このバンドは纏めきれないのをハナから承知で強引に押し切りつつ最後はしっかり爽快感と開放感のあるまとめをしてくれるという、離れ業を今回やってくれてる。
 根底にあるのはシンフォニック・ブラックメタルで、それこそヴォーカルが常に騒がしく喚きっぱなし、たまに野太い叫びを交えるというスタイルなものだから、極端なハナシ10年前の「鬼女と野獣」から音楽性に関しては進歩が無いです。ただ今回のイクイリブリウムは、もう持てる力とアイデアを残らずぶつけ、先駆者の音楽性がどうしたクソッタレと言わんばかりのバンドの暴走したパトスを過剰に伝えてきてます。
 ブラックメタル的なアングラ爆走感、パワー・スラッシュ然としたメタル部分の小気味良さ、鼻歌したくなるフォーキッシュなクサメロの数々、いちいち豪華絢爛で壮大に響くオーケストラヒット、ドイツのバンドらしいハッタリのみで固めたような大仰さと勇壮さ、そしてニューエイジ的な安らぎと哀愁、それらを片っ端からぶち込んではノリだけで次々に繋いでいって、最終的に一枚の巨大な絵画に仕立て上げてしまった、といった趣の今作には、吸収したアイデアをちゃんと具現化した若いバンドの底力が全編に漲ってる。
 まこの人たちは前作「神々紋章」時からして、フォーク・ペイガン・バイキングメタルの洗練がある程度極まってきた頃に突如出現しては、最もギンギンに脂ぎってた時の Rhapsody を思わせるキチガイっぷりを炸裂させて、バンドそのものを鮮烈に印象付けてはいましたが、今回はそのときの長所を伸ばすことに明確に焦点を絞って、その辺のハンパな連中じゃ絶対代替の効かないアナーキーでパンクでビッグスケールなシアトリカル・ロックを生み出してしまったというか、いろんな意味で勢いあってデカいです。
 またこのバンドが今回本領を発揮した印象を与えてくるのは、とにかく後先考えず自分たちのフトコロを片っ端から曝け出していること。単純にリズム面においても、痙攣気味のブラストや軽快なツー・ビートのみならず、ポルカ、ワルツ、シャッフル、サンバと、様々なパターンと組み合わせを各曲で駆使しているし、一直線に突撃するギター・リフにクサメロを奏でるフルートやストリングスの音色を何の躊躇もなく重ねたり( "Ruf in den Wind" なんかは最初聞いたときそのあまりの素っ頓狂なユニゾン連発に呆気に取られました)と、演奏部分の密度がさらに濃厚になったことに加えて本人達が心底楽しんでやってるハチャメチャさが強く伝わってきて、出し惜しみ感がまるでない。
 それでいて、楽曲そのものの一気呵成さは削がれることがなく、冒頭7曲の怒涛の畳み掛けは基より、クワイアを導入し始め作品としての重量感を増してくる "Die Weide und der Flus" にしたって足回りがスムーズ、作品全体に終始速やかなドライブ感が保たれていて、こんだけの長丁場ながら胃がもたれないしかと言ってこじんまりさもない。ラストの16分にも及ぶインストを迂闊に間延びさせないぐらい向上した演奏力や作曲能力(特にアレンジの妙技で聴かせていく点)を、こういう肝心な部分でちゃんと適用している点にも、非常に好感が持てます。
 いやーもーこの、なんなんでしょ、破綻寸前で生き急いでいるのにギリギリの部分で若干の余裕を見せて要所でちゃんとカタをつけていく、肝の座り具合は。あたしが昨今の欧州フォークメタルに今ひとつハマれない点のひとつに、なんかセコいハンパヲタさがあるのですが、今回のイクイリブリウムには、重度のヲタはヲタでもそうしたセコさがない。抵抗ない人に聞かせて笑いを取らせても、後からマジになって聞き込んでしまえる、馬鹿と天才の紙一重の感覚。ああやっぱメタルはこうでなきゃ。「ロード・オブ・ザ・リング」のサントラを大真面目にシンフォニック・メタル化して、それが唯一無二の大成功(正統派ファンタジー RPG / SLG の妄想擬似楽曲集としても余裕で使える)となってしまった、、、って思って調べてたら、パンフルート奏者に実写指輪のサントラでも活躍したウルリッヒ・ヘルケンホフがほぼ全面参加、さらには Agnes Malich というアウグスブルグ・フィルのコンマスをもバイオリン奏者に迎えてたのねー今回のは。
 とにかく今作は、凄い。
 ボーカル以外メンバーの動きがガチガチで大してライブは出来ないバンドだと隣のドイツ人(笑)から聞いてはいましたが、アルバムに関してはそんなの知ったことかと開き直って突き進んでいる姿勢が大変美しく、王道的な起承転結が全体どころかちょっとした楽曲にもしっかり貫かれている今作そのものには文句のつけようが無いです。勇壮で、キチガイじみてて、笑わせて、それでいて要所で泣かせて、感嘆させて、と、好奇心とサービス精神の固まりですな。
 前作の日本盤が出た時は Shingo Murata 以外全部音楽性にピッタリの大袈裟な邦題が付いましたが、今回もドイツ語翻訳にかけてザーッと曲目や歌詞を見てみれば、 prologue of the earth だの call of the wind だの earth defender だの頼もしい単語がずらずら出てきた(ラストの「マナ」はどっかの有名 RPG から確実にヒントを得てそーだ)し、日本盤リリース時にはきっとすんごいが付いて回るんじゃないでしょうか。まだ5回ぐらいしか聞いてないのに熱に浮かされたみたいに誉め倒してしまいましたが、わたしゃ今年の夏はこればっか聞いてると思います。




Esqarial
"Burned Ground Strategy"


Encyclopaedia Metallum
06.18.2008 / Propaganda Promotion

Note:ポーランド出身のテクニカル・デスラッシャー4人組、エスカリアルの5作目

Reviewer:
Rating:8.2/10

 左記のメタラムから辿ってメンバー写真を見てみれば、一昔前のポーランドのデスメタルバンドっぽい生活保護モード且つ緊急食料配布を受けまくりっぽさが出まくってていきなりらしのですが、現地のベテランイモメタルこと Turbo のボーカルを迎えて作った前作 "Klassika" が本当に単なる企画だったことがよく分かる極悪ぶりが今回炸裂しまくってて、素晴らしいと思います。
 初期 Lamb of God と初期 Arch Enemy を足したみたいな "Inheritance" からさらに低俗さが増してて、ミッドテンポの部分はひたすら邪悪でねちっこく、疾走部分はひたすら速く、という具合に、過去よりも切羽詰った感がビンビン伝わってくる。アルバム構成とか思想とか世界観の部分で青春時代にハインラインとか読みふけってそうなヲタ臭さがあるのに、その出力ぶりが他よりも圧倒的にホコリ被っててお下劣なとこで、大変好感が持てます。
 8曲目でいきなりアコギ使って舞踊っぽくするんだけど、すぐ破壊的になるとこもいい。このバンドの、特にボーカルのベチャッとした汚さは、'90年代初頭の Nuclear Blast のバンドみたいな貧乏臭さだな。アメリカには Byzantine がいる、でもってポーランドにはエスカリアルがいる。ずっとこのまま貧乏でいてください。




Exxasens
"Polaris"


May 2008 / ConSouling Sounds

Note:“スペイン産音響ポスト・メタル/Exxasensの1st。宇宙船モグワイ号が月面着陸を敢行したような(イメージ、不明)ジャケ写そのもののスペェィシィイィィな音響空間を創出。” [ =WINTERLIGHT= ]

[ =WINTERLIGHT= ]
Rating:★★★★

"スペーシー"という点からは昨年のMASERATIのアルバムにも通じる内容ながら、コチラの『宇宙空間』には良い意味でのD.I.Y感が色濃く漂う。書割的な大仰さではなく、巧みに内で完結させた小宇宙。ビートにノセる/爆音で放つというシンプル・マターが素晴らしく効果的に響く展開がスバラシイ。轟音による攪拌の前段階として投入されるリフの刻みは、後半へ行くほどにメタリックな直情性を増幅。先のポストロック的な展開に加え、縦方向の快楽が昂揚中枢をバシバシと殴打する。

宇宙船との交信めいたサンプリング・ナレーション含め、一昔前の手法にも聴こえるサウンドながら、その実体性の無さが全体に妙なロー・ファイ感を醸しておって何とも言えず魅力的。(……全文を読む)




Lullatone
"The Bedtime Beat"


03.04.2008 / Someone Good Australia

Note:“名古屋在住のアメリカ人Shawn James Seymourと日本人女性Yoshimi Tomidaのデュオlullatoneの5thアルバム。” [ IZO-DREAMS NOTE ]

[ IZO-DREAMS NOTE ]
Rating:n/a

キュートなアートワークが
ほのぼの和む。

ドラムマシーン、グロッケンシュピールから
バスタブ・パーカッション、湯水の音、
いびきパーカッション、
ヴォイス・パーカッションなど
さまざまな手法で繰り出されるビートは
すべて、おやすみ仕様の
まさにベッドタイム・ビート。

囁くようなやさしさで鳴る
さりげないトイ・ポップ・トロニカ。
(……全文を読む)




Lil Wayne
"Tha Carter III"


Wiki
06.10.2008 / Cash Money

Note:ビルボード上で久々の初週ミリオン突破を果たしたリル・ウェインことドゥエイン・マイケル・カーター・ジュニアの6作目

[ RocBox 2 ]
Rating:n/a

……皆の期待を背負って「3 Peat」でドロっと幕開け、製作はVaushaun "Maestro" Brooksが担当。Lil Wayne特有のあの粘着質で爬虫類の様に這うフロウが爆発、最近はちょっと度が過ぎるぐらいに絡み付いてきます。そして早くも注目曲「Mr. Carter」が登場、Dwayne Michael CarterことLil Wayneと、Shawn Corey CarterことJay-Zの、正に“Carter”競演曲が実現。Andrews "Drew" CorreaとInfamousによる共同制作のトラックはかなり地味で、これだけの強者のタッグながらもちょっと物足りない、Jay-Zは相変わらず紳士的なフロウでスマートにキメてくれて、心地良い風を吹き込んでいます。しかしこのJay-Z×Lil Wayneならやはり「Hello Brooklyn 2.0」の方が数百倍カッコ良かった、「Hello Brooklyn 2.0」と全く逆のアプローチなんでしょうがこれは物足らなかった。そんな中でLil Wayneの中毒起こすラップでダウンさせられるのがShondrae "Mr.Bangladesh" Crawford製作のスクリュー曲「A Milli」、Lil Wayneの舐め回すフロウだけでも目が回るのに、そのうえ呪文の様に“あみり♪あみり♪”と渦巻くフックが耳にこびり付く、これぞ正にドラッグ曲です。歌部門の客演王ことT-Painが援護射撃の「Got Money」はPlay & SkillzとT-Painが製作を担当、T-Painの一本調子な歌フックがまた癖があって彼らしい技法、それに全く喰われずボコったフロウをかます(途中で挟んだRihanna「Umbrella」のライン“えら♪えら♪ええええええ♪”にはヤラレた)Lil Wayneはやはり個性が突出している。「Comfortable」ではKanye Westがトラックを製作、そしてゲストになんとあのBabyfaceを起用した激甘メロウを展開。(……全文を読む)

[ Vinylism ]
Rating:n/a

Cash Money って聴いたことないんだけど、すごくブリンブリンなイメージがあって、さらにアメリカのメジャーってバキバキなイメージがあって(すごく稚拙な表現ですいません)、でもこのアルバムはそのどちらとも違って、思っていたよりもずっとメロウ。なんでもこの人はシンギングラップというスタイルなんだそうで、比較的メロディアスなものが多く、それでいてヒップ・ホップらしくビートも立っているので聴き易い。
でも Lil Wayne 御本人の声が、ものすごく個性的なダミ声といいますか、例えるなら Dose One と Seeda を合わせた様な声といいますか(余計分かりにくい)、とにかく私には非常に苦手な部類の声で、それだけでもう駄目です。(……全文を読む)




Merciless
"Unbound"


Encyclopaedia Metallum
01.04.1994 / No Fashion

Note:スウェーデン出身のサタニックメタルバンドが'94年に出した3作目

Reviewer:
Rating:3.9/10

 ↓のムーンソロウのミニアルバムを聞いてて、30分も使った新曲の相変わらずの大仰さにこのバンドはほんと他のバイキングメタルと違って無意味なハッタリが効いてて最高だなーと思ったんですが、それ以外の企画曲で一番「おぉっ!」と思ったのが、かのマーシレスの "Back to North" のカバー。マーシレスは確かに今でも、その辺の mp3 ブログでよくネタにされるし、去年の夏ぐらいにこのアンバウンド自体アナログオンリーで再発もされたんですが、そんなマーシレスってコア系のバンドに影響力あったのかね!?
 当時は'94年夏過ぎで、バーンで特集も組まれたりして北欧メロデスが日本で妙に盛り上がり始めてた時期、そんなときにマサイトーがラジオでこいつらの "Back to North" を流したのです。夜中の4時まで起きてらんなかった私は録音したテープを翌日の昼に聞き返してこの曲を聞いて「キタ(゚∀゚)ッ!!(((( ;゚∀。)))アヒャヒャヒャヒャ」と無駄に盛り上がって、ウニオンまで買いに行って聞いたら、バックトゥノース以外の曲があっけないスラッシュ曲ばっかで見事に騙されたのも懐かしい思い出。道理で当時、他のメロデスが高かったのに、マーシレスのこのサードだけ2000円いかず、数ヵ月後に中古の棚を賑わせてたはずだ。あたしもとっととテープに落として速攻で売りにいったら中古価格がすでに下落しまくってたし。皆、考えることは同じか。でも当時のぼくたちはそんな1曲だけのアルバムに思いを馳せ、バックトゥノースを聴きながら旅行ガイドやアモルフィスのジャケでヒントを得た北欧の妖しく美しい情景を想像力豊かに思い浮かべていたものだ。ま、森の奥で死体がゴロゴロだとか泉の中から妖怪がとかそんな駄目イメージしか浮かびませんでしたが。
 つか10数年ぶりに聞き返してもこのアルバム、つまんね〜〜〜〜〜。聞き始めは、ツインリードのハモリとかもあるし、「これはこれでイケる!」と思うんだけど、10分ぐらい経ってくると(特にリフ展開が同時期に出てた Desultory 辺りと比べて単調で)ほんと飽きます。なんでバックトゥノースだけ、無駄に壮大で物語性が濃いんだ。いやでもこの汁が飛び散ったロゴとか北欧の血腥いダンジョンを思わせられるジャケだとかニュークリアウィンターな歌詞だとかは、ヘタレ北欧反キリストスラッシャーな音と見事にマッチしてるし、そうしたモンドな聞き方ならこれもアリ、、、すまん私はやっぱ駄目だった。若い頃に聞いてツマンネ!騙された!と思ったメタルはいま聞いてもやっぱ引っ掛かりねーわな。ノース1曲でいいです。私の青春(笑う)です。先日のミスティックフォースに続いて、痛い思ひ出の呼び起こしを有難うマーシレス!
 ちなみにムーンソロウは、8分ほどあった原曲を約2倍の長さで壮大にアレンジしていて、それでいてキメのププルプープププププププとかの変だけど心に無意味に残るメロディも完全再現、元のアルバムが本当に好きなんだなってのが伝わってくる解釈ぶりでした。とかいっててこのバンドも、バックトゥノース1曲で騙されて中古に売りに行った人たちだったりして。




Mike Patton
"A Perfect Place"


Wiki
03.11.2008 / Ipecac

Note:約25分の白黒短編映画に併せて作られたサントラ

[ half dim ]
Rating:n/a

……実は約25分のショートフィルム「A Perfect Place」のサウンドトラックという位置づけで、ムービーも付属DVDにまるっと収録されています。当然字幕はありませんが、4歳児以下の英語力を誇る僕でもおおまかなストーリーは分かる簡単な映画です。少々頭の足りない男二人が勢いで殺してしまった男の死体をどう始末しようかというブラックなコメディ。映画としては特に取り沙汰するほどの事はありませんが、モノクロで雰囲気のある映像にレトロな音楽がよくマッチしておりそこそこ楽しめます。さて肝心の音楽の方はと言えば、数多いパットン関連作品の中でも個人的ベスト5には入るほどに気に入っています。サントラなのでいかにもなスパイ、アクション映画風のインストが中心で、全曲歌入りではありませんが、数曲で聴けるパットン大先生の熱唱はまこと素晴らしいです(……全文を読む)




Moonsorrow
"Tulimyrsky EP"


Wiki
Encyclopaedia Metallum
03.26.2008 / Spinefarm

Note:“フィンランドのヴァイキングメタルバンドのミニアルバム。「Tulimyrsky」っつーのは「Firestorm」って意味らしい。” [ DIES IRAE ]

[ DIES IRAE ]
Rating:83

新曲も30分と太っ腹だが、その他もあわせると60分超えという内容。
もはやミニアルバムじゃない。
名作だった3rdほどインパクトのあるドラマ性は聴けなかったが
単に3rdが凄すぎたってだけで、今作も充分劇的です。
逆にPagan Reignのようなストレートなヴァイキングが好きならば
初期の作品よりも気に入るのではないだろうか。
ともかく単なるEPの域を超えている一枚なので
フルアルバムではないがMOONSORROWファンなら聴くに値するだろう。
(……全文を読む)

Reviewer:
Rating:7.8/10

 新曲1曲、カバー2曲、初期デモの再録2曲で構成された EP ですが、これは凄い。2曲で1時間近かった前作の続編といわれても全く違和感のない企画モノとは思えない密度の濃さです
 新曲 "Tulimyrsky" は29分45秒の超大作ながら、そこは勿論大仰に大仰にと曲を展開していくこのバンド、バイキングメタル風のゆったりしたパートからブラックメタル的な激走、さらには現地の鼻歌をそのまま盛り込んだみたいな牧歌的で静かな流れ、と、相変わらず緻密に練ってるのか直感で進んでるのか分かりかねるキチガイめいた盛り込みぶりで、聞き手を無駄に圧倒してきます。
 2曲のカバーソングがまた、↑でもネタにしたマーシレスの鬼ッ子曲から選んでわざわざ原曲の倍近い壮大さにしたり、メタリカの有名曲を本家も呆れるぐらいの芝居がかったバイキングメタル風解釈に仕立てたりと、他のバイキングメタルとはかなり異なった発想とアプローチをしている。
 2曲の再録にしても、 "Taistelu Pohjolasta (The Battle for Pohjola)" は'99年のデモから、 "Hvergelmir" は'97年のデモからで、なんでもこの当時はバンドはたった二人しかいなかったらしく、そんな濃い音源に大所帯バンドとしてのカタチを整えてから再度焦点を当てるマニアックさがまた、実にこのバンドらしい。メンバー増員による効果が、音楽性にてきめんに現れているのを実感させられる、なかなか興味深いテイクです。
 一連のバイキングメタルがどんどん小奇麗で内輪になっていくのに対して、ムーンソロウは貧乏性と妄想力がいつまで経っても抜けそうになくて、数ある北欧バイキングメタルの中でもわたしゃ一番好きです。




Neuraxis
"The Thin Line Between"


Encyclopaedia Metallum
07.22.2008 / Willowtip

Note:カナダのテクニカルデスメタルバンド、ニューラクシスの5作目

Reviewer:
Rating:3.4/10

'90年代初頭のデスメタルが好きでたまらんっつーテクニカルさと思春期にはサイバーパンク小説を孤独に読み耽ってたであろうヲタ臭さが見事なフュージョンを見せた前作 "Trilateral Progression" は、他のテクニカルデスにはない個性と緊張感を生み出していた傑作だと思ったし、昨年に出たライブ盤もなかなか良かった故に、今回のマンナサはどーしちゃったんかと。前作みたいに変な SE やら大仰な前奏やらを組み込んだヲタ臭さがなくなって、代わりに "Pierced from Within" 期の Suffocation 的な小気味良い硬質感を前面に出したテクニカル・デスラッシュに一本筋を通しているのですが、直線状に走ったと思ったら変なとこで減速したりカーブしたりと、悪い意味で頭使いすぎてる。聞き始めは惹かれるのに緊張感がすぐ途切れるパーツの連続。ヒネらず真っ直ぐ行けばいいのに、何故こんな寄り道ばっかになっちゃってんでしょうか。




Osborne
"Osborne"


05.13.2008 / Spectral Sound

Note:“SoundMurdererとしてはRewindレーベルを主宰してハーコーなラガジャングルを吐き出し、またデトロイト初のジャングル/ドラムンベース専門のレコード店を作ったことでも知られる、Todd OsborneのOsborne名義の初アルバム。” [ acid over the rainbow ]

[ acid over the rainbow ]
Rating:n/a

Todd OsborneにしろSpectralにしろ(親レーベルであるGhostlyも)、いわゆるデトロイトという地域性のパブリックイメージには捕われない音楽性を持ったアーティストでありレーベルであるという印象が強かったのですが、本作ではブラックミュージックが血肉となっているかのような他のデトロイトのアーティスト同様、身体の奥底が沸き出してくるようなソウルが感じられる。音楽的なスタイルとしてはディープハウス、デトロイトテクノ、シカゴハウス、そしてアシッドハウスということになるだろうけど、共通しているのはとにかくディープ、そしてメロウでありながら力強さがあるということだ。
個人的には、今までTodd OsborneはSoundMurdererとしての活動がいちばん好きだったのですが、このアルバムがひっくり返してくれた。(……全文を読む)




Overland
"Break Away"


05.30.2008 / Escape

Note:“元FMのVo、STEVE OVERLANDのソロ08年作。元GRAND ILLUSIONのANDERS RYDHOLMが楽曲を提供しています” [ pseudology ]

[ はぐれメタラーの音遊生活 ]
Rating:n/a

……ペール・スヴェンソンのバッキングVoとオーラ・アフ・トランペのテクニカルなリードGもあいまって、音楽的な印象はGRAND ILLUSIONのシルエットとほぼ重なり合う。あえて言うなれば1stの穏やかさと3rdの鮮やかなモダン性とを折衷したような雰囲気だと僕は感じた。当然CODEの音像にも近い。つまりはアンダースの作曲術が唯一無二の個性を完全に確立しているってこと。ただ今回は先生の声の魅力を前面に押し出すことに焦点を当てたためか、装飾自体は彼にしては結構落ち着いたものが多く、特にKeyは随分と控えめ。ここいらは作曲者としてよりもまずはプロデューサーとしてのバランス感覚が働いたのだろう。とは言っても他のメロハー・バンドの大勢と比べれば十分すぎるほどモダンかつ豪奢なバック陣だ。

そんな中で気負うことなく大人の存在感をさらりとアピールする先生の歌唱は相も変わらず最高の中の最高。この声が聴ければ他に何もいらないって本気で思わせてくれる人はそう多くない。節回しの巧みさ、包み込まれるような暖かさ…毎度のことながら思わずため息が漏れる。重要なのは、遥か昔のFM時代から現在に至るまで彼が一貫して俗なポップ・フィールドに片足を突っ込み続けていること。今回のパートナー選びからも分かるように、自らの稀有の声が一番生きる手法を誰よりも良く理解してくれていて実に頼もしい。(……全文を読む)

[ MELODIC FRONTIER ]
Rating:8/10

本業との差別化を図りながらもメンツから想起する期待に応えたスタイルとしてはソロアルバムの理想系。あとは各人の本業を越える曲があるば文句なしだが、残念ながらそこまでには至っていない。(……全文を読む)




Silent Call
"Creations from a Chosen Path"


Encyclopaedia Metallum
08.22.2008 / Escape

Note:元 Seventh Wonder や Fate のメンバーを含むスウェーデン出身のプログレメタル5人組、サイレント・コールのデビュー作

Reviewer:
Rating:7.3/10

ラストなんたらドリームだの作家性・独創性がゼロに近いおっさんホイホイなバンドばっかしか輩出しない Escape Music の中では、このバンドは上玉じゃないでしょか。無理なく伸びるハイトーンボーカルが重厚なリフ・リズムの流れに載っては聞き所の中心を彩って、丁寧なアレンジのコーラス・キーボードオーケストラがスキマを埋めていく、という地味でダサいプログレメタルの王道を行くスタイルですが、いずれの曲においてもメロディが仄暗い哀愁と切羽詰った緊張感を帯びていて、派手さはなくとも1時間近くじっくり聞かせてそのダークでミステリアスな北欧ファンタジー世界に浸らせてくれるのが大きな魅力。一人称視点でウジウジ悩みっぱなしの詞がまた、音楽そのもののヒキコモリックな奥行きを増してます音の鳴りとか安っぽい(ドラムがすげーチャチ)し、速い曲も全然ない(#11でツーバスがちょっと入るだけ)ので、完全にオタク向けな代物ですが、初期 Tad Morose に通ずる北欧ジメジメプログレメタルに惹かれる私みたいな駄目人間には、蒸し暑い夏場の夜に酒と外の風で涼みながら聞くのに最適なブツのひとつですなー。




Stars Like Fleas
"The Ken Burns Effect"


Wiki
11.02.2007 / Talitres

Note:“Stars Like Fleasは、シンガー・ソングライターのSam Amidonをはじめ、Beirut、Fiery Furnaces、Espers等の作品に参加する、 ブルックリン界隈のセッション・ミュージシャン十数人が集まって結成された グループ

[ Monchicon! ]
Rating:★★★★/★★★★★

 大人数のロック・コレクティヴといえばBroken Social Sceneを思い浮かべますが、もともとはK.C. AccidentalやDo Make Say Thinkといったポスト・ロック系バンドのメンバーで結成された彼らが、セカンド・アルバム以降、"90年代オルタナティヴ・ロックへのトリビュート大会”と化していったのに対し、Stars Like Fleasは、フリー・ジャズやミュージック・コンクレート的な手法を取り入れ、あくまでもポスト・ロックのフィールドに留まりつつ、フィドルやバンジョー、ペダル・スティールといったカントリー・ロック系の楽器を積極的に採用することで、スペース・コロニーのような、不思議なサウンドを造りあげています。そういう意味では、Broken Social Scene関連のプロジェクトの中でも、Brendan CanningとCharles SpearinによるValley of the Giantsに近いと言えるのではないでしょうか。(……全文を読む)




A Storm of Light
"And We Wept the Black Ocean Within"


Wiki
06.10.2008 / Neurot

Note:ニューロシスのジョシュ・グラハムが元 Swans のドラマー等と組んだプロジェクト、ストーム・オブ・ライトのデビュー作

[ Grumble Monster ]
Rating:★★★☆

 NeurosisやRed Sparowesで活躍するJosh Grahamが中心となって結成されたバンドだけあって、そこで培った音楽性を大いにフィードバックしており、暗黒スラッジコアと深遠なポストメタルが顔を揃えるサウンドが特徴である。とはいうものの、聴いた感じではもろNeurorisと批判されてもおかしくはないほどの類似っぷり。しかしながら、その繋がりで本作を手に取った者に対しては間違いなく来る作品といえるだろう。濃密でずっしりと重いサウンドと身震いする混沌を生む絶叫は自我と精神の崩壊へ直結するような力を誇っている。3人という少数精鋭ながら、本家に劣らないほど負のエネルギーは強力で、無秩序に広がる闇に慄き、暗黒の渦が荒れ狂い蝕む。(……全文を読む)




Talisma
"Quelque Part"


04.08.2008 / Unicorn Digital

Note:“カナダ(ケベック州)産バンドの3rd。2ndは未聴だが、正式メンバーとしてクレジットされている人数は1stの3人から6人へと増加している。” [ 非思量 ]

[ 非思量 ]
Rating:8.5/10

Robert Frippの影響を受けたと思しきギタリストとタッピングを多用するベーシストをフィーチュアしたトリオ編成に分厚いメロトロンやシンセを絡めてブンスカブンスカと突き進むインスト曲を軸に据えつつ、しっとりした女性Voをフィーチュアしたり、アコギを前面に出して叙情的かつポップな音世界を描いてみたりと、ヘヴィなだけでなく、どこか奇天烈、かつ極端にカラフルだった1stの世界観をさらに押し広げている。(……全文を読む)




Walter Becker
"Circus Money"


Wiki
06.10.2008 / Mailboat Records

Note:元 Steely Dan のギタリスト、ウォルター・ベッカーによるセカンドソロ

[ 酔狂な日々 ]
Rating:80

……世間的にはスティーリー・ダンと言えばドナルド・フェイゲンというイメージですが(私もそうでした)、今回14年ぶりに発売されたウォルター・ベッカーの最新作「CIRCUS MONEY」を聞いて、もしかしたらスティーリー・ダンの繊細で妙なアレンジはウォルター・ベッカーの力かもしれないと確信しました。今回は全曲通してレゲエ調のリズムの曲ばかりです。実験的にそうしたのか、本人が今レゲエに嵌っているのかどうか分かりませんが、全曲通してリズムの印象は同じです。ドナルド・フェイゲンのようなキャッチーな曲は無いですが、アレンジの繊細さは格段のウォルター・ベッカーの方が上です。今回は何故かプロデューサーをラリー・クラインが務めています。これがベストマッチなのかどうかは明言できませんが、前作「11 Tracks of Whack」が盟友ドナルド・フェイゲンだった事から考えると、プロデューサーを変えたことで今までとは違うアプローチが出来たのは事実だと思います。結構傑作との声も多いですが、私は80点くらいかな?(……全文を読む)

[ ♪Rock'n Roll Salaried Man ]
Rating:n/a

 フェイゲンのボーカルがないにもかかわらず、立派にスティーリー・ダンを感じる、その大きな要素は、変態的なメロディもあるのだが、何と言ってもビシバシとタイトに決まるリズムに負う部分が大きい。かつて「Aja」で偏執的にドラマーにこだわったみせたように、スティーリー・ダンの重要な個性として、リズムへのこだわりがある。そう考えると、ウォルター・ベッカーがベーシストであることの意味合いが浮かび上がる。このアルバムでも、レゲエのリズムが大きくフューチャーされたりして、聴き終わった後には、スティーリー・ダンのもつ独特なリズム感覚によるグルーヴで頭が心地よく麻痺しているのがわかる。
 個人的には、ドナルド・フェイゲンのボーカルも少しハナについて、飽きてきた頃だ。ウォルター・ベッカーの無愛想なボーカルがやけに新鮮に聴こえる。なかなか味のあるボーカルだと思うし、スティーリー・ダンのサウンドにもよく似合っている。思いもよらぬ傑作の登場だ。(……全文を読む/'08/6/30付け)




Wedard
"Ein Leben in der Ewigkeit"


Encyclopaedia Metallum
08.20.2006 / Deathbringer Records

Note:“ドイツ産デプレッシブブラックメタルの1st。2008年Self Mutilation Servicesより1000枚限定再発盤。” [ でぷれっしぶろぐ ]

[ でぷれっしぶろぐ ]
Rating:★★★★★

籠った、残響的な音質です。

ギターは、悲愴感、寂寥感に満ちる、トレモロを奏で、単音フレーズを乗せます。

ドラムは、ツーバスを連打し、スロー〜ミドルテンポにて進行します。

遠くから響くボーカルは、あおぉぉ…と、泣き、嘆きます。

寂しげなシンセが被さります。
(……全文を読む)




Zulal
"Notes to a Crane"


Wiki
12.27.2007 / Zulal

Note:“Zulalは、アルメニア民謡を歌うア・カペラ・トリオで、メンバーはアルメニア系アメリカ人の女性3人。Zulalというのはアルメニア語で「清水」とか「純粋」といった意味だそうな。” [ 世界音楽ぶらり旅 ]

[ 世界音楽ぶらり旅 ]
Rating:n/a

東欧の民族音楽は西欧に比べ、ハーモニーの美しい合唱が多いのが特徴。ブルガリアン・ポリフォニーは有名だし、以前紹介したエストニアのトルミスの音楽もそういう伝統の中から生まれてきたものでしょう。3人の歌うアルメニアの音楽は、不協和音を大胆に使ったブルガリアの合唱ほど土俗的でなく、欧米ポップスに慣れた耳にも引っかかりなく美しく響くのですが、それは3人ともアメリカで生まれ育ち、アルメニアの音楽を再発見して歌い始めたからなのかもしれません。(……全文を読む)




今沢カゲロウ
"Bassist,Electric"


Wiki
06.25.2008 / キングレコード

Note:“日本人ベーシスト、今沢カゲロウの12枚目となるアルバム。初のメジャー配給となった前作「Bass Days」同様、キングレコードから「電気低音シリーズ」としてのリリースとなる。” [ 非思量 ]

[ 非思量 ]
Rating:8.5/10

あくまでロック・テイストに主眼を置きつつも、ポップなムードのVo入り(ベースとユニゾンで、人声を楽器の一つとして使用している感じではあるが)ナンバーや、普通こういうアレンジはせんだろ、という程の変貌を遂げているジャズ・スタンダードのカヴァー、そしてお得意のバラードまで取り揃えており、最後まで飽きさせない。12作目にしてなお、引き出しの多さや意外性を感じさせるのは本当に大したものだと思う。私が住んでいる徳島には毎年末にやってくるのだが、新曲がソロ・パフォーマンスではどのようにアレンジされているのか、今から楽しみである。(……全文を読む)




菅野よう子
"CMようこ"


Wiki
05.02.2008 / Grand Trax

Note:“過去に手掛けてきた TV/CM 用音楽をまとめた編集盤。 Chara 、坂本真綾などゲスト多数。” [ SIKEI-MUSIC ]

[ SIKEI-MUSIC ]
Rating:7.0/10

…美しく繊細な透明感に満ちたエレクトロニカ 「Silent Star」 や緊張の糸がピンと張った荘厳さに圧倒される 「Exaelitus」 、優しいピアノと純朴な歌声が素直に心に沁みてくる 「Long Goodbye」 「Melody」 、フリーキーなブレイクビーツで格好良く跳ねる 「MAGICSWEETS」 等々、これもう少し引き伸ばしたらオリジナル曲として十分成立するだろというほどのクオリティの高さに唸らされます。また CM に合わせてフルオケのスコア書いたり彼女流の遊び心が効いた小曲にしたり、テクノやらジャズやらの要素も器用に組み込んでみせるそのレンジの広さ、懐の深さもさすが。(……全文を読む)


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